META ADS REPORT

Meta広告 配信結果レポート 経営者向け × デザイナー向け:第1次テストの結果と分析

CLIENT
フォース・イレブン株式会社
古市 亮太 様
SERVICE
カタル(KATARU)
共感型ストーリーメソッド
REPORT DATE
2026年5月9日
分析期間: 2026/04/23 〜 05/07
EXECUTIVE SUMMARY

エグゼクティブサマリー

結論:広告クリエイティブは経営者・デザイナー両ターゲットで業界平均の約2倍の反応を獲得。 とりわけ経営者向けA案(名刺バナー)が全評価項目で「当たり」となり、
広告データの判断として、経営者向けの導線(LP)構築をご検討いただく価値があります

第1次テストとして、広告クリエイティブの方向性検証が目的でした。
経営者A・B両案ともに業界基準を上回る数値を記録し、特にA案はMeta評価3軸すべてで「平均以上」となる優秀な結果でした。

2.79%
CTR(経営者A)
業界平均の約2倍
¥23
CPC(経営者)
¥30以下=◎水準
¥25
経営者LPビュー単価
非常に良好
5/5
A案評価項目
全項目で当たり判定
CTR(クリック率)とは、広告が表示された回数のうち、何%がクリックされたかを示す指標です。Meta広告のB2B/サービス系業界平均は0.9〜1.5%程度で、今回の数値はそれを大きく上回ります。
SECTION 01

広告配信パフォーマンス

2026年4月23日〜5月7日、Meta広告(Facebook/Instagram)にて経営者向け2案・デザイナー向け1案を配信。配信目的は「LPへのリンククリック最大化」です。

配信期間に関する補足:当初は1週間での配信完了を想定して予算を組んでおりましたが、新規開設のMeta広告アカウントだったため、Meta側のアルゴリズムが慎重に配信ペースを調整し、想定より予算消化のスピードが遅くなりました。結果として配信完了まで想定の約2倍となる約14日間を要しました。新規アカウントは初動でこの傾向が出やすく、運用を継続することでこのペースは改善していきます。

全体サマリー

指標 経営者向けキャンペーン デザイナー向けキャンペーン 備考
消化金額 ¥11,304 ¥5,874 合計 ¥17,178
インプレッション 18,010 1,662 表示回数
リーチ(人数) 14,583人 1,438人 到達ユーザー数
CTR(クリック率) 2.79% 2.59% 業界平均の約2倍
CPC(クリック単価) ¥23 ¥143 差は配信目的の違いによる
LPビュー数 443件(¥26) 34件(¥173) 実際にLPまで到達した数
LINEクリック 計測対象外 3件 Meta側でカウントされたボタン押下数
CPC(クリック単価)は1クリックを獲得するためにかかった広告費。LPビュー単価は実際にLPまで到達した1人あたりにかかった広告費です。経営者向けの単価¥26は非常に良好な水準で、同予算でデザイナー向けの約6倍多くの見込み客をLPに連れてこられる効率です。
SECTION 02

経営者向け:A案 vs B案 比較

経営者向けに2種類のクリエイティブを同時配信し、Meta社の評価ランキング3軸(品質・コンバージョン率・エンゲージメント率)で勝者を判定しました。

指標 A案「名刺30枚配ったのに1件も繋がらない」 B案「何ができるか、では選ばれない」
CTR 2.79% 2.78%
CPC ¥23 ¥22
LPビュー 227件(¥26) 216件(¥25)
品質ランキング ★ 平均以上(上位35%以内) 平均
コンバージョン率ランキング ★ 平均以上(上位35%以内) ★ 平均以上(上位35%以内)
エンゲージメント率ランキング ★ 平均以上 ★ 平均以上

数値的にはA・Bほぼ互角でしたが、Meta評価3軸すべてでA案が優位。具体的な失敗ストーリー(名刺30枚→0件)系の訴求が経営者の自分ごと化を強く引き出している、と解釈できます。今後の経営者向け施策はA案ベースで展開する判断ができる結果です。

品質ランキング/コンバージョン率ランキング/エンゲージメント率ランキングは、Meta社が「同カテゴリの他社広告と比較して、この広告がどれくらい優れているか」を評価する3軸の内部スコアです。「平均以上(上位35%以内)」は同カテゴリ広告で上位3割に入っている良好な状態を意味します。
SECTION 03

広告クリエイティブの評価判定

今回はリンククリック最大化を配信目的としたため、コンバージョン(成約)の絶対数ではなく「広告クリエイティブとして市場に刺さっているか」を以下の業界基準で評価しています。

Meta広告ベンチマーク(B2B/サービス系・リンククリック最大化目的)

指標 ◎ 当たり ◯ 平均 × 弱い
CTR(リンク) 1.5% 以上 0.7〜1.5% 0.7% 未満
CPC(リンク) ¥30 以下 ¥30〜100 ¥100 超
CPM ¥800 以下 ¥800〜1,500 ¥1,500 超
品質ランキング 平均以上 平均 平均以下
エンゲージメント率ランキング 平均以上 平均 平均以下

経営者向けA案の評価結果

CTR
2.79%
CPC
¥23
CPM
¥630
品質ランク
上位35%
エンゲージ率
平均以上

計測5項目すべてで「◎当たり」という結果。エンゲージメント率(いいね/シェア/コメント)が「平均以上」になっている点は特に重要で、これは単なる誤タップ・好奇心クリックでは生じにくい数値です。広告コピーが経営者の潜在的なインサイト(言語化されていない悩みや価値観)を捉え、自分ごと化されていることを示すシグナルと判断できます。

エンゲージメント率とは、広告に対する「いいね・シェア・コメント・保存」などの反応の割合。能動的な反応が起きている=広告の内容が心に残っているサインで、ブランド認知の観点でも価値の高い指標です。
SECTION 04

広告データに基づく次のステップ

第1次テストの結果から、弊社が広告運用の専門家としてご提案する次のステップは2つです。

01
NEXT STEP
経営者向けの導線(LP)構築のご検討

経営者向け広告はCTR 2.79% / CPC ¥23 / 評価5項目すべて◎と、業界基準を大きく上回るパフォーマンスを記録しています。これは、「ストーリーで選ばれる」というカタル様のコアメッセージが経営者の潜在的インサイトを捉えていることを示す客観的な数値根拠です。

一方で、現在のLPはWebデザイナー向けにご設計されているため、せっかく経営者市場で広告が刺さっても、その流入を受け止める導線が異なるという状態にあります。同予算でデザイナーの約6倍多くの見込み客をLPに連れてこられる効率を活かすには、経営者向けの導線整備が有効な選択肢になります。

💡 弊社からは広告分析の判断としてご提案いたします。具体的なLPの方向性・コンセプト設計については、カタル様のサービス理解が深い古市様の領分でお任せいたします。広告側からは、引き続き経営者A案を継続配信し、データを補強する役割を担います。
02
NEXT STEP
デザイナー向けキャンペーンの予算規模見直し

デザイナー向けはCTR 2.59%と十分な数値が出ており、Meta側でカウントされたLINEクリックも3件発生しています。LP到達34件・配信2週間という小さなテスト規模の中でも実際にクリックが発生した事実は、クリエイティブ・LP・LINE導線の組み合わせが機能している証拠です。

ただし、絶対配信ボリュームが少なくMetaの学習フェーズを抜けきれていない状態にあります。Meta広告のAIは「7日以内に50CV」を一つの基準として最適化が進むため、現在の予算規模ではアルゴリズムが本来の精度を発揮できていません。クリックが発生する素地は確認できたため、予算規模を拡大して学習フェーズを突破させることで、より高い費用対効果が期待できる段階です。

なお、規模拡大の最終判断には、古市様側で把握されている実際のLINE登録数と突き合わせて、CV単価の許容範囲を確認のうえで進めることを推奨いたします。

学習フェーズとは、Meta広告のAIが「どんな人に出せば成果が出るか」を学習する期間。基準は7日以内に50CV取得。これを突破するとAIが本気を出し、CV単価が下がる傾向にあります。
APPENDIX

用語集

CTR(クリック率)
広告が表示された回数のうち、何%がクリックされたかを示す指標。Meta広告のB2B/サービス系業界平均は0.9〜1.5%。
CPC(クリック単価)
1クリックを獲得するためにかかった広告費。低いほど効率が良い。
CPM(1,000インプレッション単価)
広告を1,000回表示するためにかかる費用。配信目的やオーディエンス幅で大きく変動する。
LPビュー(LP到達数)
広告から実際にLP(ランディングページ)まで到達した数。広告クリック数とは別カウント(ピクセル発火ベース)。
CV(コンバージョン)
広告のゴール地点に到達した数。本案件ではLINEクリック=LINE誘導ボタンの押下を計測対象とした。
品質 / コンバージョン率 / エンゲージメント率ランキング
Meta社が同カテゴリ広告と相対比較した広告の評価。「平均以上(上位35%以内)」は良好な状態。
リンククリック最大化
Meta広告の配信目的のひとつ。AIが「クリックしてくれそうな人」を見つけて広告を配信する設定。CV最大化と異なり、購買意欲そのものは判定できない。
学習フェーズ
Meta広告のAIが配信パターンを学習する期間。基準は7日以内に50CV。突破するとCV単価が下がる傾向。
インサイト
顧客自身が言語化できていない潜在的な悩みや価値観。広告コピーがインサイトを捉えていると、自分ごと化されて反応率が上がる。

第1次テストの結果は、次の意思決定の確かな材料になりました

広告クリエイティブとしての方向性は、経営者・デザイナー両ターゲットで確認できました。
特に経営者向けA案は5項目満点の優秀な結果です。

実際のLINE登録件数を含めた最終評価のうえで、
次のステップに進めていきましょう。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。